とってもやさしいwineの使い方
/.Jでwineの使い方を教えろって言われたから書きます。ちなみに私はwineのこと良く知らない子だから詳しい事は書けませんので、使い方だけに絞って書いておきます。
インストール
各自ディストロのやり方に従ってwineをインストールしておいて下さい。私は今はUbuntuしかないから一応Ubuntuのやり方を書きます。
- メニューから「システム」「システム管理」「synaptic」とたどって人類の叡智たるsynapticを起動して下さい。
- 起動したら「wine」で検索します、それっぽいボタンを押すと検索できます。
- wineを選んでそれっぽくインストールします。
winefileを起動します
難しいことは考えずにとりあえずwinefileを起動して下さい。winefileとはwindowsのエクスプローラをとってもとってもとっても貧弱にしたものです。でもwinefileは素晴しいのでとにかく起動しましょう。winefileを起動するには、メニューから「アクセサリ」「Wine File」をクリックします。もしみつからなかったら、コンソールから winefile と入力して実行して下さい。
なにかそれっぽいものが起動しましたでしょうか?起動したらあとはwindowsの時と操作はほぼ一緒です。とっても簡単ですね!お疲れ様でした。
Tips
以上で本当に使い方の紹介は終わりなのですが、これだけでは困ることもあるかと思いますので、余計なお世話かも知れせんが先に諸注意だけ申し上げておきます。
winefileにおける日本語の表示
winefileは初期状態だと日本語が表示できません。これはあまりに悲しいので winefile のメニューバー「options」「Font」をクリックして、フォント設定をしましょう。IPA UI Gothic で 12ポイントくらい指定しておけば良いかと思います。
実践例1:xyzzyを動かしてみましょう
windowsで秀丸同様に人気のあるエディタと言えばxyzzyだと思います!じゃあxyzzyを動かしてみましょう。
http://www.jsdlab.co.jp/~kamei/
ダウンロードします。まずfile-rollerを使って普通に展開します。次にwinefileで展開したディレクトリに移動しておもむろにxyzzy.exeを実行します。
やった、動きましたね!
実践例2:秀丸をインストールしてみましょう
/.Jでもやっぱり秀丸さんは人気者ですね!じゃあ秀丸をインストールしてみましょう。
http://hide.maruo.co.jp/software/hidemaru.html
ダウンロードします(私はhm614_signed.exeをダウンロードしてみました)。winefileを使ってダウンロードしてきた実行ファイルをためらうことなく実行します。制限ユーザだとセットアップできないかもよ?それでもやるの?おたく本気?と尋ねられますが、潔く「はい」と答えます。その後もよく分からないので「はい」と答えておきます。すると、無事にインストールが終わったみたいです。
では次に起動します。winefileでCドライブのアイコンをクリックします。「Program Files」「Hidemaru」と移動していきます。そこに Hidemaru.exe というものがあるかと思いますので、豪快にクリックして実行します。
やった、動きましたね!
ちなみに通常であればデスクトップに秀丸アイコンが作成されているかと思いますから、そこから秀丸を起動してもOKです。なんて親切簡単なんでしょう。
感想
ホントはEmEditorを例にしようとしたのですが、EmEditorはインストールこそ出来るものの、
err:statusbar:StatusWindowProc unknown msg 204e wp=0101 lp=7c8df52c
というエラーを出して起動できませんでした。とても残念です。
以上、wineの簡単な使い方の紹介でした。xyzzyと秀丸派の皆さんはこれで安心してLinuxを使えますね。EmEditor派の皆さんはもう少し我慢して待ってて下さい。いずれ時が解決してくれるのだろうと思います。人生って難しいな。
ちなみに、vectorにあるような無料のゲームは結構動きますよ(Direct3Dなゲームはまだ動かないものが多いと思います、でも最近のChangeLogを見る限りではそれも時間の問題かも知れません)。wineってすごいですね!wine開発者の皆様に深く深く感謝しましょう。