みんな大好き FLORA-2 のインストール方法

FLORA-2と言えば当然皆さんもきっと大好きでありましょうF-logicの実装です。でもこんなに素晴しいのにインストールがちょっとだけ面倒ですよね。そんなわけで一応手順をまとめてみたいと思います。

XSBのインストール

まず、FLORA-2をインストールするためには、事前に XSB という prolog の処理系をインストールしておかなければなりません。最新版をダウンロードして(現時点では version 3.1 が最新のようです)、インストールしておきましょう。アーカイブを展開したら、XSB/buildに移動し、./configure して、./makexsb します。まぁ大体のところ次のような手順のようになると思えば良いのではないでしょうか。

tar zxfv XSB-unix.tar.gz
cd XSB/build
./configure
./makexsb

で、この時点ではインストールはまだ完了しておりません。実際にはこの段階でもFLORA2の使用には問題がないのですが、人情としてはきっちり /usr/local にインストールしたいと思うわけです。そういうわけですので、そうしましょう。ただし、どうも XSB は configure で指定した prefix などがきちんと反映されないようですので、これに対処するために Makefile を直接書き換えておきます(configureでの指定がうまくいく場合は以下は無視して直接 ./makexsb install して下さい)。書き換えるべきファイルは XSB/config/i686-pc-linux-gnu/topMakefile です("i686-pc-linux-gnu"の部分は各自環境によって異なると思います)。書き換える箇所は主に次の二点です。

  • prefix
  • install_config_prefix

これをうまいことやってから、次のようにインストールして下さい。

paco -l -p XSB ./makexsb install

もちろん paco 使って下さい!

FLORA-2のインストール

次に肝心のFLORA-2です。XSB同様に最新版をダウンロードし、展開します。展開したら、後は ./makeflora するだけで完了!

え、インストールは?と思うわけですが、FLORA-2は特にインストールして使うことを念頭に置いてないようです。だからこれだけで良いのです。

動かしてみましょう

FLORA-2を起動するためには ./runflora を呼び出して下さい。取り敢えず最初はデモスクリプトを動かして満足しておきましょう。

ledit ./runflora
flora2 ?- _demo(diamond).
flora2 ?- _halt.

みたいな感じです。色々表示されるので、それを眺めて楽しむのが良いと思います。