RTask ver.010 をリリースしました!
最近すっかり gem を作っていないので放置していた RTask ですが、実はライブラリの rubyforge が 1.0.0 にバージョンアップした時に API が変わっちゃったらしく、その影響で動かなかったようです。id:yhara さんからこれを修正するパッチを頂きました(あと zip ファイルの存在チェックも追加して頂きました)。誠にありがとうございました!
http://mono.kmc.gr.jp/~yhara/d/?date=20080707#p01
インストールは
% sudo gem install rtask
で、アップデートは
% sudo gem update rtask
にてよろしくお願い致します。
ところで、以前ちょっと述べたように gemify 作者との方針の違いから、RTask は今後 gemify を利用しないことにしました。
Gemifyにgemspecを生成する機能を追加しました - ¬¬日常日記
このため今回 ver.010 では自前の gem editor を搭載しました(ただ、多分 windows では動かないのだろうなぁ、と思います)。よって以前のような .gemified ファイルを作成して...といった手順は必要なく、これからは RTask から gem editor を起動し、それを編集して下さい。
編集結果は"s"を押すことによって一般的な gemspec ファイルとして保存されます。gemspec ファイルは .gemified よりも読み辛いけど、汎用性は高くなっていいのかなぁ、と思います。
gem editor を使うには、
% rtask
とオプションを指定しないで起動して下さい。gemspec ファイルが存在しない場合には自動的に .gemified を読み込みますので、一度 gem editor で gemspec を作成したら、後は .gemified を削除して構いません。
ところで gem editor は Curses ベースで作成し Readline を使っています。だから gemify に送ったパッチのとは違って、ちゃんと readline で快適に編集できます。C-a とか C-e とかしていいんですよ!
これは次の記事の成果の反映です。
Curses なプログラムで Readline を使う方法 - ¬¬日常日記
でも今回なお解決出来ていない問題が一点あります。普通編集する時には前の内容のをちょこっと修正したいわけじゃないですか。だから修正前の内容が最初から入力されてると嬉しいものです。しかし大変残念なことに Readline でこれをやる方が分かりませんでした。これはあまりに不便ですから、代わりに、Readline::History に修正前の内容を入れてます。従って「前の内容をちょっといじりたい」という場合には「↑」などを押して履歴を呼び出して下さい。すごく面倒な気がしますが、解決策が見つかるまではこれで我慢して頂きたいと思います。
というわけで皆様 RTask を今後ともよろしくお願い致します。gem editor はとっても便利に使える予定になっておりますので、まだ色々と不備もあろうことかと思いますが、とりあえず試して頂けると幸いです。なるべく人生を前向きに生きる予定の私ですから、改善点などご教示頂けますと大変に嬉しくてあっさり改修しちゃったりするかも知れませんので、是非お願いします。
最後に、gem editor は cygwin とかでもない限り windows で動かないのだろうと思いますが、この点に関しては将来的に GTK+ 版の UI を追加することによって対応したいと考えています。便利でなければ存在価値のない RTask ですから、windows だから使えないとかいうのはとても悲しいので、需要があるのかは分かりませんが頑張ります。