Thin 0.6.1 の変更点

Thin は一時期話題になったきりほとんど追いかけてる人居ないよね。と思ったのですがどうでしょう。ひょっとして皆様はmongrelに夢中なのでしょうか。そんなわけでRamazeさんのパッチを書くために Thin 0.6.1 の変更点(0.5.4からの変更点です)をまとめておきたいと思います。

まずリリースアナウンス及び作者さんのブログへのリンクを以下に挙げておきます。

チーズケーキ!

0.6.1 のコードネームは"Cheesecake"だそうです。うまそう!

新機能

色々追加されているみたいです。とりあえずリリース文にある目立つものだけ挙げておきます。

  • UNIX domain socket による通信
  • stats ページ
  • --trace (-V) option
  • --config (-C) option

一点目の UNIX domain socket のは、Nginx とかと組み合わせて使うと良いそうです。ロードバランサー(とかあとはリバースプロキシとか?)とThinの間を高速化できるんだって。どのくらい効果があるのかは、作者さんのブログ記事をご覧下さい。グラフが載っております。うーん、思った以上に効果あるみたいですね。ただしこれを使うためには EventMachine の最新版入れとかないとダメだって。詳細は次をご覧下さい。

Bug with UNIX domain socket

二点目の stats ページのは、--stats を指定してサーバを起動すると /stats で色々見れるようになったそうです。

三点目はリクエスト/レスポンスやら何やらを見れるようにするオプションが追加されたということらしく、デバグ用だと思います。

四点目は設定ファイルを指定できるようになりました、というもの。

変更点

  • Server#listen! が削除されました。今後は Server#start を使うこと。
  • リクエストの本文部分が大き過ぎる(112MB以上)場合、一時ファイルを使用

Ramazeさんのテストが動かなくなった原因は一点目のコレだ!いきなり削除か、厳しいなぁ。

感想

作者さんのブログによれば、メモリ使用量がなかなか減ったそうです。これは期待出来そうですね。